NFT(エヌエフティー)は「Non-Fungible Token(ノン-ファンジブル トークン)」の略で、日本語では非代替性トークンという意味です。
とは言っても全く意味がわかりませんよね。
ちゃんと理解できている人は少ないと思います。
簡単に説明すると、NFTは「ブロックチェーンによって唯一であると証明されたデータ」です。
データには、画像・音楽・映像などがありますが、パソコンなどで簡単に複製できてしまいますよね。
誰が作ったのか、誰が所有しているかなんてわかりません。
ですが、データの改ざんが不可能なブロックチェーンに記録することで、そのデータが唯一であることを証明できます。
高額で売買されるNFT
これによりデータを所有したいという人や、珍しいものを集めるコレクターが殺到してNFTを購入するようになりました。
限定生産のフィギュアや、絵や骨董品などが値上がりしていくのと同じです。
高値でもそのNFTを欲しいという人がいれば、NFTの価値はどんどん上がっていきます。
話題になって高額で買われたNFTには次のようなものがあります。
- Beeple「Everydays – The First 5000 Days」約75億円
- Twitter社のCEOが投稿した最初のツイート 約3億円
- 人気ゲーム「STEPN」の靴NFT 約1500万円
Beeple「Everydays – The First 5000 Days」約75億円

世界的オークションハウスの「クリスティーズ」で開催された人気デジタルアーティストBeepleのNFTです。
6,940万ドル(約75億円)で落札されて話題になりました。
Twitter社のCEOが投稿した最初のツイート 約3億円
just setting up my twttr
— jack (@jack) March 21, 2006
Twitter社のCEOであるJack Dorsey氏がオークションにかけたNFT化したツイートです。
290万ドル(約3億円)で落札されています。
人気ゲーム「STEPN」の靴NFT 約1500万円

歩くだけで稼げるゲームと話題だったSTEPNの靴NFTです。
BCG(ブロックチェーンゲーム)と呼ばれます。
人気絶頂期には靴1足が1000~1200SOLで売買されていました。
当時のレートで1SOLが12000円ほどの価格だったので、靴1足が約1500万円にもなります。
ゲーム内のアイテムがNFT化されたことで、アイテムをゲーム外で取引したり、別のゲームで使えるようにもなりました。
BCGについては次のページで詳しく解説していきます。
